記事は情報開示組織向けに、CDPポータル上で質問書を操作し、回答を作成する方法について説明しています。質問書へのアクセス方法、概要画面の見方、モジュールや質問間の移動、回答の編集、データのエクスポート、Excelテンプレートを使用したデータのインポートなどの主要機能を解説しています。
本記事は、オンボーディングおよび質問書設定が完了した後の開示プロセス全体を通じて、ユーザーをサポートすることを目的としています。オンボーディングおよび初期設定については、情報開示企業向け:CDPポータル・オンボーディング・ステップの記事をご覧ください。
また、情報開示サポートについては、情報開示組織向け:CDP報告ガイダンスについての記事をご覧ください。
内容
CDP質問書について
CDPは、さまざまな組織タイプや報告要件に対応した環境情報開示を支援するため、組織の特性に応じた質問書を提供しています。各質問書は、環境情報の一貫性および比較可能性を確保するとともに、組織の規模、業種、事業環境の違いを反映するよう設計されています。
提供される質問書は、オンボーディング時に入力した開示情報に基づき、組織ごとに最適化されています。質問書には、すべての情報開示組織に共通して適用される基本質問に加え、以下の要素に基づいた追加質問が含まれています:
組織の種類 (企業、自治体など).
開示する環境課題:
気候変動
水セキュリティ
フォレスト
生物多様性
プラスチック
海洋(Oceans: 2026年新規追加)
事業部門
組織規模
年間売上高
オンボーディング時の情報に基づき、コーポレート完全版、中小企業(SME)版、CDP-ICLEI Track(自治体向け)など、該当する質問書の種類が決定されます。
各質問書は番号付けされたモジュールで構成されており、それぞれのモジュールには特定の環境分野に関連する質問が含まれています。質問書の内容や構成は種類によって異なりますが、共通の報告アプローチに基づいて設計されており、ポータル内では統一されたガイダンスフレームワークによりサポートされています。すべての質問書はCDPポータル上で作成され、共通のモジュール構成に従っており、正確かつ網羅的な情報開示を支援するためのガイダンスが組み込まれています。
関連資料およびガイダンスは、CDP公式ウェブサイトCDP質問書ページから参照できます。また、情報開示に関する一般的な質問についてはFAQsページ、開示サイクルに関する主な更新内容や期限についてはCDP2026開示サイクルページをご確認ください。情報開示に関するさらなるサポートについては、情報開示組織向け:CDP報告ガイダンスについて記事をご参照ください。
CDPポータルでの回答開始
オンボーディング手順および質問書設定が完了すると、CDPポータルは情報開示を行うための主要な作業画面となります。ここから、割り当てられた質問書にアクセスし、回答を開始できます。
注:過去にCDPへ開示を行っている場合、以前の回答内容が一部自動的に入力されることがあります。この「copy forward」機能は、質問書設定を初めて提出した際にのみ実行されます。詳細は、「情報開示組織向け:CDPポータル・オンボーディング・ステップ」記事内の質問書の設定セクションをご覧ください。
質問書内には、開示をサポートするためのガイダンスや進捗管理機能が組み込まれています。詳細は、「情報開示組織向け:CDP報告ガイダンスについて」記事内の質問書内でガイダンスを確認する セクションをご覧ください。
質問書へのアクセス
質問書が利用可能になると、ポータルのホーム画面に表示されるオンボーディングタイルは質問書 KPIタイルに置き換わります。このタイルから質問書ページにアクセスでき、質問書の進捗状況も確認できます。
開示を開始または再開するには:
CDPポータルにサインインします。回答要請機関でもある場合は、情報開示組織ページが選択されていることを確認してください。詳細は、情報開示組織向け:CDPポータルにアクセスする方法記事の該当セクションをご覧ください。
ナビゲーションサイドバーの「ホーム」ボタンをクリックし、ホーム画面へ移動。
「質問書KPI」タイルを確認し、「Start questionnaire >」をクリックして回答を開始。すでに回答を開始している場合は、「Continue questionnaire >」と表示され、前回の続きから再開できます。詳細は、「情報開示組織向け:CDPポータルのアクセスと操作方法」記事内の情報開示組織向けポータルへのアクセスセクションをご覧ください。
ナビゲーションサイドバーの「質問書」から直接質問書へアクセスすることも可能。
上記のいずれかの方法を選択すると、「質問書概要」ページが表示されます。
質問書概要ページと構成
「質問書概要」ページでは、組織に割り当てられたすべての質問書モジュールが、番号付きのタイルとして順番に表示されます。このページでは、回答入力可能なすべてのモジュールを確認できるほか、各モジュールの全体ステータス(進捗状況)をページ上部で確認し、モジュールを選択して回答の作成または続きの入力を行うことができます。
ステータス一覧(タイルおよび質問書全体で表示される質問のステータスは以下の通り):
Unanswered(未回答):現在表示されている質問のうち、まだ回答が入力されていないものです。 なお、未回答の質問により非表示となっている質問は含まれません。
Skipped(スキップ):意図的にスキップとして設定され、回答されていない質問。
In progress(回答中):一部のみ入力されている、途中の状態の質問。
Answered(回答済み)::回答がすべて入力されている質問。
Reviewed(確認済み):回答済みで、確認済みとしてマークされた質問。
各モジュールタイルは、質問書の特定のセクションを表しており、各特定の課題分野に関連する複数の質問が含まれています。モジュールタイルを選択すると、そのモジュール画面が開き、回答作成や内容確認を行うことができます。
質問およびモジュール間の移動
モジュールは順番に進めることも、後から戻ることもできるため、組織の作業フローに応じて柔軟に進めることができます。初めてモジュールを開く際は、「Start」を選択して回答を開始します。モジュールの回答を開始すると、タイル上に進捗バー(%表示付き)が表示され、そのモジュール内で回答済みの質問の割合を確認できます。
質問書の回答中は、ページのスクロール、または画面上部の質問番号を選択することで、モジュール内の各質問間を移動できます。また、同じ画面から、他のモジュールへ移動することも可能です。
「質問書概要」ページに戻るには、画面左上にある「Back to overview」をクリックしてください。
質問書回答の編集
質問書には、テキスト、数値、日付、ドロップダウンなどの入力欄が用意されています。
重要:入力内容は、現在編集している入力欄から移動し、別の入力欄をクリックした時点で自動保存されます。Enterキーを押しても保存されませんのでご注意ください。
入力欄に情報を入力する方法:
対象の入力欄に移動。
入力欄をダブルクリック。
回答を入力(テキスト、日付、数値)。
別の入力欄をクリックして保存。
詳細については、ガイダンス動画をご参照ください。
入力済みの回答を編集する方法:
対象の入力欄をダブルクリック。
編集する内容を選択(クリック回数によって、選択できる範囲が変わります):
クリック1回→入力したい位置にカーソルを移動。
ダブルクリック→単語や日付をまとめて選択。
トリプルクリック→入力欄のテキスト全体を選択。
内容を編集。
別の入力欄をクリックして保存。
詳細については、ガイダンス動画をご参照ください。
ヒント:長文を入力する場合は、テキストエディタで作成してから質問書に貼り付けると効率的です。
入力内容を削除する方法:
入力欄をダブルクリック。
既存の内容を選択(ダブルクリックまたはトリプルクリック)。
DeleteキーまたはBackspaceキーで削除。
別の入力欄をクリックして保存。
ドロップダウンの選択を解除する方法:
ドロップダウンフィールドをクリック。
現在選択されている項目をもう一度選択。
変更を保存。
詳細については、ガイダンス動画をご参照ください。
数値入力と小数点のルール
CDPポータルでは、すべての数値入力項目において英国/米国形式の数値表記が使用されます。小数点には必ずピリオド(.)を使用してください。カンマ(,)は、小数点や桁区切りとして使用できません。このルールは、質問書内のすべての数値入力項目に適用されます。
重要:カンマを含む数値をコピー&ペーストした場合、カンマは自動的に削除されます。その結果、数値が変わってしまい、正しく入力されない可能性があります。
例:「3,30」を貼り付けた場合は330に変換され、「9,20」を貼り付けた場合は920に変換されます。数値は必ずピリオド(.)を小数点として使用してください。
例えば、「3150.25」を入力する場合は、小数点にピリオド(.)を使用し、3150.25の形式で入力してください。3150,25や3150 25(スペースを使用)といった形式は使用しないでください。 このように入力すると、本来の値とは異なり、315025として認識されてしまいます。
数値には、カンマやスペースなどの桁区切り記号を使用しないでください。「100000.99」の値を入力する場合は、100000.99の形式で入力してください。100,000.99や100 000.99、100.000,99などの形式は使用しないでください。これらの形式で入力すると、正しく認識されず、誤った数値として処理されてしまいます。
重要:提出前にすべての数値回答が正しく入力されていることを必ず確認してください。数値の入力形式がわからない場合は、まず入力内容を確認し、それでも不明な場合は、記事下部の「Contact Support」ボタンからMy Supportを通じてお問い合わせください。
Excelテンプレートでのデータインポート
以前は一部の質問で使用できた ‘Excel インポート’ 機能は、現在、大幅な開発と改善が行われています。応答ウィンドウの後半まで利用できなくなります。CDP ポータルとアンケートのトラブルシューティング ガイダンス詳細については記事をご覧ください。
入力内容の保存と質問書を閉じる方法
CDPポータルでは、自動保存(Auto-save)がデフォルトで有効になっています。作業中がデフォルトで有効になっています。作業中の内容は自動的に保存されるため、手動で保存することなく質問書を離れて、後から続きを再開することができます。
現在のモジュールを終了して「質問書概要」ページに戻るには、画面上部の「Back to overview」を選択してください。また、ナビゲーションサイドバーの「質問書」を選択することでも、質問書概要ページに戻ることができます。の内容は自動的に保存されるため、手動で保存することなく質問書を離れて、後から続きを再開することができます。現在のモジュールを終了して「質問書概要」ページに戻るには、画面上部の「Back to overview」を選択してください。また、ナビゲーションサイドバーの「質問書」を選択することでも、質問書概要ページに戻ることができます。
オフラインでの作業
インターネット接続が切断されると、オフラインモードに切り替わったことを示す通知が表示されます。オフライン中でも、現在開いている質問書モジュールで作業を続けることができます。オンラインに戻ると、入力内容は自動的に保存されます。
重要:オフラインモードは、現在開いているモジュールにのみ適用されます。オフライン状態のまま別のモジュールへ移動すると、保存されていない内容は失われますのでご注意ください。
質問書のエクスポート
開示を開始すると、質問書の回答内容をMicrosoft Word形式でエクスポートできるようになります。 エクスポートしたファイルは、下書きの作成、レビュー、共同作業などに利用できます。エクスポートは、質問書全体または各モジュール単位で選択できます。また、Wordファイルはスペイン語、ブラジルポルトガル語、中国語、日本語など、CDPが対応している言語で出力可能です。
重要:
Word形式でエクスポートしたファイルは非常に大きくなる場合があり(最大2,000ページ)、環境によっては動作が重くなる可能性があります。
エクスポートしたWordファイルは、ポータルへ再インポートすることはできません。
エクスポートされるのは回答済みの内容のみであり、未回答の質問、未選択の項目、未チェックの回答は含まれません。
質問書をエクスポートするステップ:
エクスポート形式として「Export to Word」を選択「Continue」をクリック。
エクスポート方法を選択質問書全体をエクスポートする場合は「Export entire questionnaire」を選択一部のモジュールのみをエクスポートする場合は「Export by section」を選択し、ダウンロードしたいモジュールにチェックを入れます。
希望するエクスポート方法を選択し、赤色の「Export」ボタンをクリックすると、ファイルがダウンロードされます。
注:エクスポートされたWordファイルには、回答が入力されている質問のみが表示され、未回答の質問は表示されません。
目次表示の更新
エクスポートしたWordファイルを初めて開く際、ドキュメントを更新するかどうかを確認するメッセージが表示される場合があります。最終的なレイアウトでページ番号やリンクを正しく表示するためには、目次を更新する必要があります。
目次を更新する方法:
エクスポートしたWordファイルを開。く
メッセージが表示された場合は、「Yes」を選択してドキュメントを更新。
表示された「Update Table of Contents」ポップアップで、「Update page numbers only」を選択し、「OK」をクリックします。
ファイルが更新された状態で表示されたら、内容を保存してください。
目次が更新されていない場合は、以下の手順で更新します:
目次の上で右クリック。
「Update Field」を選択。
「Update Table of Contents」ポップアップで「Update page numbers only」を選択し、「OK」をクリック。
目次が更新されたことを確認し、ファイルを保存してください。
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